086067 ランダム
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なっち&るんのおうち

なっち&るんのおうち

静かな家

里奈がいた頃にぎやかだった家の中も、気がつくと静かだった。
葬儀も終わり、気がつくと主人と2人。
私は「里奈のとこに、逝きたい。里奈が1人でさみしいはず!待っててね、
もうすぐ逝くよ。」って、ずっと思ってた。
お父さんが仕事に行き、家の中に1人ぽっち。
気がつくと、おとうさんに最後の電話をしてた。
「里奈がいない事耐えられない。里奈のとこにいくね!ごめんね。」
って・・・。
お父さんも泣いてた。
「J(私)までいなくなったら、俺はどうすればいい?」
その言葉で私はやっと気がついた。
「つらいのは自分だけじゃない。」
って・・・。
お父さんのその一言で、私は立ち直るきっかけをもらった。
「里奈の分まで頑張って生きよう!」
娘の遺影の前で誓った。


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